日記 2024

01月07日(日)〜01月13日(土)

先週次週

01.13.Sat

「小指の思い出」の最後のセリフを覚え終わる。こういうセリフを20代前半で書ける野田秀樹の才能はやはり「天才」としか言いようがない。同時代に生きていられる喜び、これは感謝して当然だろう。村上春樹にしても然り。

部屋の掃除をしっかりとやる。掃除機の掃除もする。ふと気づくと台所の調味料棚のすぐ脇に、妙な物体があるのが目に入る。ん?見たことの無い模様の羽だ、蛾?それにしては存在感があり過ぎる。嫌な感じはしない。僕にとっては何か良き存在に感じる。

夜は聖蹟桜ヶ丘まで行く。雪がチラホラ。大切な友人の芝居。彼女らしい素敵な作品だった。

01.12.Fri

耳鳴りが一段と酷い。そこには原因があり治療法があるのかもしれない。でも今はこれを、この現状を素直に受け入れることが必要だと強く感じている。時に全てをうちやって人生を終わらせたくなるが、まあ、生きていきましょ。

野田秀樹のセリフを覚え直す。まずは「小指の思い出」の最後。この世界観は、なかなかないなぁとつくづく感じる。白い実を頬張って、妄想の子供たちを殺しては生き返らせ、現実と抗い、新たな生命を導く。完全に観念劇だけど地に足がついている。身体を使い尽くさなければ感じ得ない感覚。

元春曰く「生活というウスノロ」にここ数日やられているが、何とか脱したい。

01.11.Thu

昨日のボイトレの疲れが、ちょっと出ている。胸から上の力の入れ具合がよくなかったのか、まだ無理できる段階ではないんだろうと強く感じた。あと腰の入れ方がまだまだなんだなぁとつくづく思う。

「灰猫」の再読を進める。登場する「水槽」とその周囲の物理的位置関係が未だに掴めない。何とか掴みたい。作家の中で成立しているのだから、どっかに手立てはあるのだろうと自分を励ます。

日々、楽ではないけど、とにかく生きる。死ぬまで生きる。もうやりたいことをやり尽くした感があるので、欲張らないが攻め続けていくしかない。

01.10.Wed

このWebSite での日記を続けて3年目に入った。何とか日々続けている。2年前の4月から始めたので正確にはまだ3年目というわけではないが、人生を終えるまでこれを続けてみたい。僕の人生の最終章だ。

今日は今年最初の日舞の稽古。そして一年振りのボイトレのレッスン。ボイトレのレッスン内容を体が覚えていて、何一つ滞りなく進めることができた。やはり10年続けているとそうそう体が忘れないんだなと改めて思った。

昨日会った友人と少しだけやり取り。こういうささやかなことが人生を豊かにしてくれる。そして、今年がやっと始まった感がある。明日からは様々な台本に取り組まねばならない。

01.09.Tue

朝、走る。しっかりと走る。フルマラソンの良い影響が続いている。あれを踏ん張ったおかげで何かを取り戻したようだ。また昨年10月の「Coin Toss」が本当に良い影響を与えてくれている。あの作品が齎してくれたこと、出会った人々、僕の宝物だ。心の奥にそっとしまっておくべきこと。

ふと道端で、RoadStarのお気に入りの色に2回も巡り合う。心が躍る。本当に所有してみたい車だ。僕は誓う。文面に出来ないけど誓う。

そして、夜は大切な人とお気に入りのバーを訪う。最初に能登のボタニカルを使ったジンで乾杯。お店の方と共に、心の奥で追悼。いちいち言葉にはしないけれども、僕たち二人とマスターとスタッフと4人で、ほんの短い寡黙の時を共有する。その後は楽しくクラフトジンを味わう。素敵な夜。

01.08.Mon

朝、起きる。色々感じる。「灰猫」を再読し始める。散文詩だなぁと思う。人が生きる。どこまでも生きる。それを感じる。身も心も洗濯しようと思う。しっかりと生き抜くこと。基本に立ち返ること。慌てずに驕らずに生き抜くこと。

池袋での一仕事を終え、帰宅してすぐに筋トレ、入浴、ストレッチ。頭痛があろうが耳鳴りがあろうが何とかこなしてゆく。

布団に入り、少しだけ「永遠」を考える。「身体」を考える。また、明日会える人のことを考える。

01.07.Sun

新年になって一週間。一体何が起き始めているのか。今年は大変な年になることは間違いない。台湾の総統選挙がもうすぐ行われる。ロシアの選挙も3月だ。自民党総裁選挙もいつ行われるのか。

僕自身はいろんなことへの備えを実現しなければならない。やらねばならないこともたくさんある。体の不調を理由にゆったりとはしていられない。前のめりで行くだけだ。

人と人との繋がりを、やはり大切にすること。

HOME