日記 2025

03月23日(日)〜03月29日(土)

先週次週

03.29.Sat

雨が降っている。今日はアイツのお葬式。喪服に着替え家を出る。もう泣くだけ泣いた。

教会に着き、友人たちと軽く挨拶を交わし、席に着く。神父さんが彼女の人となりを紹介し、讃美歌を歌い、旦那さんが挨拶をし、そして葬儀が終わる。

僕は、挨拶もそこそこにして帰宅の途に着く。アイツは今日、灰になってしまう。夜は雨が上がっていた。

03.28.Fri

人は死ぬ。当たり前だが、死ぬ。父親は30年以上も病気と格闘して最後はボロボロになりながらあの世へ行った。母親は元気だ。

それでも心身に応えるなぁ、友人の死は。今日はしっぽりと雨が降っている。お通夜のはずだ、今日は。

「BET」を思い、どんな人物を演じられるか、プランを考える。生きる意志、生きなければ、ね。

03.27.Thu

昨日、逝ってしまったアイツの娘さんたちの笑顔に本当に救われた気がした。前を向いて歩く。何があろうとも、そういうことなんだろう。太陽が眠って居る。日の指す丘のその影で。

それでも何かスッキリしないまま今日をやり過ごす。踏ん張って「BET」のことを考え、30日の朗読のことを考え、一歩一歩生きてゆく。

そしたら、また訃報がやってきた。え?ちょっと待って。先日会ったばかりだろうに。え?この10日間くらいで3人目ではないか。

03.26.Wed

様々な方の計らいで、逝ってしまったアイツの顔を見に行く機会を得た。行くのが怖いが、でもこの目で確かめないとどうにも納得できないので、とにかく御宅へ向かう。何人かで最寄りの駅で落ち合い、残されたご家族のための食事の準備をし、お酒を買い、訪う。

旦那さんとお嬢さんお二人が迎えてくれる。そして倒れてから逝くまでの経緯を丁寧に旦那さんが説明してくれた。

彼女のお顔をじっと見る。つい数日前にLINEでやり取りをしたばかりなのに。なんでだよ。

03.25.Tue

浅草に出る。日舞の小道具のため。様々な人々とすれ違う。でもアイツはもうこの世にいない。まだこの現実を受け入れていない自分がいる。

その後中野に出てホームセンターに行き、小道具製作のための材料を物色。少しだけ先が見えてきたかな。

心の置き所が定まらないので、役者仲間がやっているバーに行く。友人のことは一切話さずに、酒の話ばかりしながら時を過ごす。心の中ではアイツの供養だ。

03.24.Mon

昨日の訃報が今日の僕の一日を支配していた。一体何が起こったのだろう。全く理解できない。どうしてそんなに早く逝ったのだ?いい加減にしろ、と言いたい。

なんとか雑事をこなし、< a href="bet.html">BETのセリフを叩き込む。だが気持ちがふわふわしてしょうがない。

夜、少しだけ、友人の最期の状況が伝わってきた。突然亡くなったも同然だ。一言、言ってくれよ、心の底から切実に思う。なぜ、なぜ、今なんだ。

03.23.Sun

朝5時に起床し、まずは神奈川の某所までリノリウムマットを借りに行く。天気が良いので一安心。道路もそれほど混んでいない。ただ何故か昨日はあまり寝られず。

そして、劇場に余裕を持って到着する。9:00搬入開始。照明さんと合流し、とにかく仕込みを淡々と進める。先生のリハーサルも順調にこなし、子供たちのリハーサルも滞りなく終了。またまた余裕を持って開場を迎えられそうだ。そして本番も無事終了し、バラシに入る。搬出し、リノリウムの返却のため劇場を後にする。

そして、リノリウム返却後、一通のラインが届いていたことに気付く。大切なあまりにも大切な友人の訃報だった。どういうこと?

HOME