日記 2024

03月31日(日)〜04月06日(土)

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04.06.Sat

今日も曇っている。肌寒くもある。耳鳴りも頭痛もかなり酷い。4月に入ってからしんどい日々が続いている。先週、夜の銀座を歩きながら感じたこと、これを忘れてはならない。とにかく、いつ倒れるかわからない。だからこそ、原点に立ちかえること。

昼は荻窪に出る。一時期一緒に活動していた方の、ささやかな公演。その方のお父さんには非常にお世話になっているので、その御礼も込めて訪うた。素敵で有意義な公演だった。受け継ぐということはこういうことなんだと改めて実感した。

夕方以降、やはり頭痛がひどくなりすぐに帰宅する。そして臥せる。少し回復したので、「ちえほふなひとびと」の台本の推敲を進める。この仕事は全うしなければならない。

04.05.Fri

今年の花見はなぜか花冷えになっている気がする。冬があれだけ暖かく穏やかだったのに、かえって今の方が寒さを感じる。それにしても、たとえ山桜ではないにしても桜の美しさには、妖艶な魅力はある。

原点に立ち返ること。今の僕がやらなければならないことは、唯一、これだけだろう。これだけ体調が悪くなり、今年は何もできない可能性があることを考えるとそれを逆に利用して、根っこの状態に戻ること。

夜はなんとか最低限のことをこなすことができた。ここから立ち上がっていこう。いつ死のうと構わない。一つ一つ、一日一日、大事に。あの、20代で掴んだ感覚、あのおそらく僕にしか感じられないあの「時間」の感覚、これを原点としていこう。

04.04.Thu

池袋での仕事場で、若い方と意気投合する。年齢は僕の半分くらいだが、彼の経験値は僕のそれを遥かに超えている。尊敬に値する。このタイミングでそんな経歴の方に会える面白さ。体調が悪いの、も悪くはない。というか、自分のささやかな人生を振り返ってみても、体調が悪い時期ほど大切な人に出会うことが多い。

ただ耳鳴りは、酷い。この酷さはなんだろう。何に例えられるのか。ん?この、苦しみを何かに喩えたくなる心持ち、これこそ人間の持つ抽象性の力かな?絵画の歴史は抽象画に始まることと共通しているのかもしれない。得体のしれない対象を克服するために、イメージで対抗するというか対処する。人間の知恵か。

伊勢に行きたい。伊勢神宮に参拝し、宣長記念館に訪う。計画を立てよう。

04.03.Wed

今日は一日中、全く、動けない一日になってしまった。しっとりと一日中雨が降る、そんな一日。なんとか洗濯はしたがあとは何もできない。やる気が起きない。そんな一日。

それでも、「名医先生」に関する台本やその他考えなければならないことは、少し手をつける。とは言っても何もできなかったに等しい。

体調の悪さを理由に人生の大切な時間を無駄にはしたくない。自分の根源に戻ってやっていくしかない。己自身で見つけて、必死に守ってきて、そして開花させて、確立してきたこと。ここからしか進めない。ここからしか歩き始められない。伊勢に行こう。行こうと思う。

04.02.Tue

耳鳴りが止まらない。でもまあ良い。良いこともあれば悪いこともある。しっかりと生きていくしかない。辛くても生きていこう。

本居宣長記念館に行きたくなってきた。小林さんから伝えてもらった国学の歴史。そして宣長さん。「宣長さん」と呼びたくなる雰囲気が本居宣長にはある。着実に感じていきたい。

体調があまりにもおかしいがなんとかやっていくしかない。踏ん張ろう。踏ん張れるか。いや、踏ん張ろう。

04.01.Mon

今日も今日とて耳鳴りが絶好調。まぁ落ち着いて生きていきましょう。春ですよ、春。朝、雨が激しくそしてサワサワと降っていたが、午後は晴れたり曇ったりまた降ったりと目まぐるしい空模様。桜は花吹雪で己をかなりアピールしておりました。死んで生まれて変わって、一歩前へ前進。

夜はTimesのレンタカーを借りて荷物運び。災害備蓄用の水を運び、布団一式をとある方から頂いたので、それを自分の部屋まで運んだり。所要時間2時間少々で全作業を終えたのだが、この短い時間だけ借りられるサービスは悪くないですねぇ。一定額の会費はかかるが、月一で車に乗る習慣をつけるとすれば、ちょうど良いですねぇ。

03.31.Sun

今日も耳鳴りが凄まじい。2回目のワクチンを打った晩みたいな症状。本当に何かが壊れてしまったんだなあと思う。自分の意志を貫徹することの難しさ。自分の人生は最低限自分で切り拓かないとならないと思う。ただ、例えば硫黄島での先人たちの働きを思えば、こんなことはなんでもない。

ボイトレ、日舞、バレエをしばらくの間、休むことを決める。それぞれの先生にもその旨を伝える。リセット。まさにリセットだと思う。

「ちえほふなひとびと」の台本を推敲する。こういう作業が非常に楽しい。それにしても暖かい日だった。桜がちょうど見頃を迎えるか。

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