日記 2024

04月07日(日)〜04月13日(土)

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04.13.Sat

午前中は講師業。春公演の中間発表。ここからどうやって作り上げていくか。いつもながらワクワクしてくる。僕が持っているセンスと彼女たちが持っているセンスとの勝負。

午後はゆっくりとする。夕方、キアズマにいく。しばらく書けていなかった旅行記を少しだけ書き進める。書いていると気持ちが落ち着いてきている自分に気づく。文字を書き記す行為の凄さ。

耳鳴りは相変わらずだ。かなり辛い。でもここからしか学べないことがあるはず。踏ん張りどころ。

04.12.Fri

百人一首を21首目まで覚えて停滞している。ただ、この記憶作業が僕の日本語を豊かにし始めている実感がある。ふとした時に口から出る言葉の音に柔らかさが漂っている感じがある。これはなかなか心地よい。

穏やかな陽気になってきた。桜が散り終わりを迎え、ツツジがふんわりと咲き始めている。この世界に寄与すること。何ができるかを考えること。

さて、自宅サーバーに挑戦しようと考えている。どこまでできるかわからないが挑戦する意味はある。internet というものが存在してから、シンプルにやってみたかったことが自宅サーバーの構築だ。まあ、やってみよう。

04.11.Thu

耳鳴りがかなり酷い。これをどうしたら良いのかさっぱりわからない。が、道はあるだろうとは思う。探っていこう。それしかない。

「白痴」が終盤に入ってきた。おそらくこの小説の有名な場面なのだろう。抜群に面白くなってきた。というか僕が読んでいる翻訳が良いのかもしれない。非常に読みやすい。

池袋での一仕事、今日もしっかりと言葉のやり取りをして、精一杯やり切る。ただ終わった後の疲労感がなかなかのもの。ワクチン後遺症が完全にぶり返してきている。どう生きていくか。

04.10.Wed

耳鳴りは絶好調。これさえも身体からのメッセージだと思えば良い。変えるべき何かがあるのだ。生活の送り方の何かだ。探れ、諦めずに探れ!

百人一首をちまちま頭に叩き込む日々が続く。小倉百人一首だが、15首目までなんとか記憶した。歴代天皇の諡号を覚えたから、和歌の作者に天皇の名前が出てくると、やはり親しみを感じる。「天皇」は日本の根幹なんだということがわかる。

小林さんの「表現について」を読む。ここに書かれていることを具体的にしっかりと把握してみたい。ワーグナーが到達した地点。ボオドレエルがワーグナーから気付かされたこと。そして今ぼくが体の奥で感じていること。

04.09.Tue

今日も雨混じりの一日か。風はそれなりに強い。朝、所用で浜松町に出る。山手線からこのあたりの風景を見やるとおそらく江戸藩邸がひしめいていただろう雰囲気を感じなくはない。いつぞや浜松町に来たときは、幕末の騒乱の空気を肌に感じたこともある。街は生き物だ。

「ちえほふなひとびと」の演出を細々と考える。まだ頭の中で漠然とはしている。一つひとつ具体的に、と自分自身に願う。

「日本舞踊」というものを自分でできる範囲で把握していこうと思う。三味線の音、楽音の種類、これらの音楽が奏でる世界。どう感じるか。まずは「傀儡師」

04.08.Mon

今日はかなり暖かい。ゆっくりと、朝、散歩する。桜が散った後の花々が、僕は好きだ。いろんな花々が咲き誇る。

小倉百人一首、九首目、小野小町「花の色は移りにけりないたずらに我が身世にふるながめせしまに」、これを心の奥で口ずさんで見る。まあ、どこまで覚えられるか。今月は楽しみ。

夜、日舞の師匠にしばらく休むことをお伝えする。ここからが勝負である。この10数年やってきたことを、今度は自分自身で磨いていかなければならない。

04.07.Sun

花冷えがやっとおさまったか。ほんのりと暖かい日。桜が散り始めてはいるが、素敵な花見日和だと思う。日本人は桜が好きなんだとつくづく思う。

耳鳴りは相変わらず。よくも自分で発狂しないものだと感心する。それほど四六時中ジーっと鳴っている。鳴り具合が半端ない。貴重な経験だがもうそろそろ収まってくれないものだろうか。

自宅稽古場で語学をやり、百人一首を覚え始め、バレエ、殺陣、アクロバット、日舞の最低限の基礎を稽古する。そして源氏を読み、小林さんを読む。野田のセリフを口ずさみ、心の動きを確認する。これが僕の存在意義。

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