日記 2024

05月19日(日)〜05月25日(土)

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05.25.Sat

とにかく起きる。起きて最低限のことをこなしてゆく。講師業があるのでその準備をする。台本を読む。

仕事をこなし、護国寺に戻り、三角寛の展覧会場へ行ってみる。池袋の文芸坐を作った人。今はなき人生坐を作った人でもあるそうな。小林秀雄をほぼ同世代。この世代の角川春樹っぽい人なのかもしれない。

夜は新宿へ。歌舞伎町にて芝居仲間出演の芝居を観る。これはこれであり。いずれにせよ「詩情」が独特の感性を持って役者肉体を通して迸らなければ、銭を払って観る価値はない。この一点のみ。

05.24.Fri

いやはや昨日は全く寝られなかった。寝ようとしても何かが邪魔している。なんだろう。

でもこの一週間の僕自身の踏ん張りは素敵だ。これが本来の自分であると実感する。そしてここから始まるのだとつくづく思う。午後、講師業。眠い中で必死に乗り切る。

その後、雑司ヶ谷鬼子母神にて唐組「泥人形」を観る。やはりテント芝居は素敵だ。唐十郎の、あの切なさと妖しさは、芝居の原点の一つだろう。

05.23.Thu

耳鳴りの酷さは相変わらずだ。何一つ軽減しない。この辛さは格別だ。気にしようと思えばどこまでも気にすることができる。

村上春樹の作品のことを考える。彼が文章を通して示唆してきたことを噛み締めるように滋養にしてきた。「1973年のピンボール」が僕に与えてくれた空気は僕の感性の奥底にしっかりと根付いている。

さあ、頑張って今日も寝よう!寝られるか寝られないか、勝負。

05.22.Wed

今日も物事が徐々に進んでゆく。時間は前へ?進んでいる。 Like A Rolling Stone.

小倉百人一首を覚え始めてから、言語に対する感覚が豊かになっている自分に気づく。奥行きが出てきている。まさに佳きこと。

友人としっかりと連絡を取り合う。ささやかだけれども言葉を交わすことの喜びを感じる。また夜に知り合いの踊り子さんと遭遇する。一年ぶりくらいの再会。お互いの近況報告をし、実現しない可能性は高いが、再び何かをやろうと、軽めの約束をする。

05.21.Tue

OASIS の『Don't look back in anger 」を繰り返し聴いている。歌詞の根っこのところがまだ掴めていないけど、何か僕の知らない感覚がそこに流れていることを予感させる。

百人一首は第60首まで頭に入れることができた。紫式部「巡り合いて〜」は心象に独特の動きがあって妙に僕の心を捉える。でもとにかく新鮮だ。和歌というものを日々口ずさむ行為が心地良いなんて想像もしなかった。

今日は今日とて佳き一日となる。こんな日を続けていく。さて今晩もちゃんと寝られることを願いながら寝る。就寝の大切さを肝に銘ずる。

05.20.Mon

ゆっくりだが確実に僕自身が良い方向に向かっている。この流れを逃さないことだと強く感じる。周囲も少しづつ変化している。大げさに言えば歴史は常に動いている。

来月の予定を頭の中で整えてゆく。例年通りの、忙しい時期が始まってくる。僕にしかできない仕事。これをやり切ること。その喜び。

生活の場をつくづく考える。そして自分の人生でなすべきことをしっかりと確認する。「素敵なことは素敵だと無邪気に笑える心が好きさ」つまりそういうこと。自分の頭で考えること。

05.19.Sun

鎌倉へ出る。少しだけ天気が悪いか。北鎌倉の駅を降りた瞬間に心地よい空気が体を包んだ。やはり良いところ。

まずは久しぶりに円覚寺を訪う。栗鼠にはあまり出会えなかった。やはり今ひとつのお寺。何がいけないんだろう?アクセスが良すぎる?努力しなくても人々がくるしなぁ。そして東慶寺へ。ここはやはり素敵だ。この素敵さは他のお寺にはない。美しさが自立している。

長寿寺でゆっくりとする。そして鎌倉駅へ向かい、途中でそばを食べ材木座へ。良いカフェがない。仕方ないか。材木座の街自体は嫌いではなかった。そして御成通りを散策。行ってみたいお店がいくつかある。

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