日記 2024

06月09日(日)〜06月15日(土)

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06.15.Sat

午前中は講師業。春公演の反省会。生徒たちの真摯な声を聴きながら、しっかりと頭を働かせながら、自分の言葉を紡ぐ。よりよくなるために。彼女たちの人生の糧になれば、と願う。

このままいけば9月に自由民主党の総裁選挙が行われる。青山繁晴さんが総裁になるような日本にならないと、祖国は蘇らない。というか日本語が蘇らない。

言葉がイキイキとすること。母国語がその国民の中で高い生命力で躍動すること。「和歌」はやはりその王道なのだろう。

06.14.Fri

今日も今日とてしっかりと生きた、と思う。寝られないのは相変わらずだし、耳鳴りはしんどいし、一体どうなるんだろうと、このまま死んでいくかもという焦燥感がたまにやってくるが、まあ、そんなものに構ってはいられない。

懐かしい方々との再会も、何となくひと段落してきたか。生きる、こと。そこにある存在に恋すること。

夜な夜な、さまざまなことを思うが、兎にも角にも寝られることを願って、寝る。

06.13.Thu

赤坂での仕事の重要性。僕にとってここは大切な場所。ここから考えること。ここで出会う様々な方々との交流が僕の後半生の基礎となっている。

OASISのDon`t look back in anger 、ほぼ頭に入ってきてリリックの感覚も肌に降りてきた。ここからもっと体の奥に入れていきたい。

百人一首も微速だが進められている。和歌を百首、頭に叩き込めたら、僕の中の言語感覚が一段ち飛躍するような気がする。叩き込もう。

06.12.Wed

やらなければならないことをやれないまま時間が過ぎてゆく。午前中は何とか洗濯をする。

昨日の余韻に浸りながら、今月のやらねばならないことを整理する。18日からは演出の仕事が始まるので、その準備に没頭する。言葉とイメージの葛藤。ぼんやりした理想図を明確にしていかなければならない。

来月の予定も考える。父親の墓参りも行かなければとふと思う。夕方、空を見遣る。その向こうにある何かに近づきたい。そんなことを強く感じた。

06.11.Tue

夕方まで赤坂にて一仕事。そして渋谷へと向かう。仲間たちとの邂逅。お気に入りの酒場。半年振りの再会。

四方山話に盛り上がり、気がつけばとっくに電車がない時刻。ふらふらと東京の街を彷徨い歩く。NHK裏の2.26事件の慰霊碑をなぜか皆で眺める。日本の歴史において知っていた方が良い出来事。

新宿に近づいた頃、友人たちはタクシーに乗り込む。僕はそのままふらふらと歩き出す。気がついたら空が白み始めてきていた。戸山あたりであっちへふらふらこっちへふらふらしながら馬場に出た。グローヴ座を尻目に缶コーヒーを飲みながらセリフを口ずさむ。朝が、きた。

06.10.Mon

昨晩はどうしても寝られなかった。何かが頭の中で絡まっている。解けない問題。

今日も赤坂で一仕事。この土地の何かに惹かれている。歩く人々、働く人々、解放する人々。虎視眈々と虚栄心を育み、幻影に自己が追いつき、背伸びが日常に舞い降りて、そこに麻痺と快感が生まれる。成長の物語でもある。

帰宅して簡単に食事を摂る。ストレッチを入念に行いながら来し方の反省で頭の中をパンパンにする。そして僕は言葉を紡ぐ。

06.09.Sun

今日もしっかりと赤坂で一仕事。仲間からの伝言に少し嬉しくなる。

なぜかデモ行進に遭遇する。もう通用しないメッセージ。ただこの全否定はできない内容をどこまで変換できるかが、僕らの世代の仕事になるだろう。

北海道旅行のことを思い出す。20代前半に約一ヶ月かけて道内を廻った素晴らしい旅。あの経験はやはり今になって思えば貴重すぎるほどの経験だったとつくづく思う。明日も生きていこう。

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