日記 2024

07月21日(日)〜07月27日(土)

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07.27.Sat

起床後、シコシコと準備し、四谷へ。今日から教えている演劇部での合宿。皆と一緒にバスに乗り込み、富士山方面へ向かう。

昼食後、すぐに稽古が始まる。中学一年生を含めた練習劇3本と文化祭の作品、併せて4本の稽古。文化祭作品は重要な場面の稽古。何点かダメ出しを出したら、急に良くなった。

良い芝居が生まれる瞬間とは何て素敵なのだろう。神様に感謝します。

07.26.Fri

高校生の戯曲を読み続ける。難解な要素が結構ある。でも何とか自分の感性に沿わせる。苦しいが、寄り添う。これが大切。

佐野元春の、若い頃の「99ブルース」の演奏を観る。凄い。誰にもできないことを自分のやり方でやっている。彼の素晴らしさはここにある。自分を誤魔化さない。

夜な夜な明日の準備をする。衣類、書類を整理し、カバンに詰める。さてさてどうなるか。

07.25.Thu

さて残りの人生をどうしていくか。答えは決まっている。自分の体を神殿として、清め、鍛え、慈しみ、魂を磨き続ける。そして、この世界の中で役に立つこと。それだけを心がける。

夜、銀座にて芝居の稽古。改めて、芝居が好きだと実感する。一流の稽古をすること。これだけはどんな人でもできる可能性がある。笑っちゃうほど素敵な稽古場にすること。

稽古からの帰り、電車の中で強烈な思いに囚われる。村上春樹の短編「木野」に救いを求める。魂の叫びを殺すことの罪。

07.24.Wed

一歩一歩、前へ進む。僕にできる特技はこれしかない。フルマラソンをやったってただ制限時間内に42.195kmを走り切るだけだが、結果それしかできない。

夜は池袋のCopin に赴く。久しぶりか。クラフトジン専門バー。素敵な空間。芝居仲間と色々語らう。もう一人役者を呼び出し、さらにあれやこれやを語り合う。上質な楽しい時間。

帰り道、夜空に語りかける。僕は、生きているだろうか。生きているか。生きているか。

07.23.Tue

午前中は講師業。扱っている作品が1970年当時の時代背景のため、自分の経験も踏まえてそして想像力を使って、その時代の空気を言葉にする。僕自身だって明確に把握していない時代だ。

いわゆる戦後から立ち上がって、ひと段落した時代。大阪万博、坂本九、全共闘、安保闘争、東京下町。

演劇作品を作り上げてゆく楽しみと苦しみ。その行為に捧げた人生。生きること。

07.21.Sun

自民党の総裁選はどうなるだろうか。今、ここで真っ直ぐな正面突破できる感覚を取り戻してもいいはずだ。いや大変な時ほど、正面から立ち上がらなければならない。護るべきものを護るために。

例えば、ゴッホ。彼は自分の道しか進めなかった。例えば中原中也。彼は自分の感覚をごまかすことができなかった。国学だったら中江藤樹。彼は自分に誠実に生活するだけで彼にしか残せない足跡を残した。

真っ直ぐに生きるだけ。それだけ。いつかは誰でも愛の謎が解ける。

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