日記 2025

03月02日(日)〜03月08日(土)

先週次週

03.08.Sat

まずは講師業。春の公演に向けての実質的な最初の稽古。いつもの如く全く芝居になっていない雰囲気が漂い、それに対して何をしたらよいかわからない状況になっている。この最初の壁を取っ払うのは意外と難しい。でも丁寧にダメ出しを伝え、必要なエネルギーを感じ取ってもらえるように熱量を上げて言葉にする。

午後は秋葉原に出て舞台監督の仕事のリハーサルに参加。子供たちのバレエの発表会。この仕事ももう何回目だろうか。子供達に対する親御さんたちの温かい眼差しや子供達自身の物事に対する素直さが美しい。

夜は夜で赤坂で一仕事。充実した1日であった。

03.07.Fri

今月の仕事の準備をする。数字的な要素を丁寧に検証し、わかりやすいデータを作る。この手の作業が嫌いではない。

また、読み込まねばならない台本をじっくりと読み込む。詩的イメージをあやふやな状態のままにせず、自分の言葉で把握してみる。人の生死を扱うことの厳しさ、曖昧なセンチメンタリズムに落ち込まないような感性。こういうことを要求してくる戯曲だ。

夜空が綺麗だ。星の存在を体の奥で感じ取る。

03.06.Thu

「アンナ・カレーニナ」読み進む。まだ主人公が出てこない。でも面白い。19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパの空気がビンビン伝わってくる。

今月23日の子供たちのバレエ発表会での仕事に向けてタイムスケジュールを精査してゆく。アナウンスの長さを予測し、全体像を組み立てる。

そして筋トレをしっかりと行い、体も整える。夜空を眺め、何とか星々と対話する。

03.05.Wed

ゆらりと起きる。そして体を動かす。雨ではあるが心地よい朝。おそらくバレエレッスンの効果が出ている。

午前中は日舞。振りの全体像はしっかりと捉えられている感じになってきた。ここから細かく詰めてゆく。

夜はボイトレ。自分の骨の位置を確認する。柔らかくそして必要な時に必要な強さの出し入れをもっと感じたい。

03.04.Tue

さて、やっと雨が降ってくれた。これで大船渡の山火事が、まずは沈静化してくれれば、と願うばかり。それにしても今回の山火事は女陰上ではないと思う。

「BET」の台本をゆっくりとじっくりと読み込む。取材に行かなければと感じている。今回の役は書かれていない部分が多いので、しっかりと埋めていかねばならないだろうなぁ。

夜は、早めに寝る。睡眠がいかに大事か。やっと寝られるようになったのだ。

03.03.Mon

山火事はまだ沈静化が見えない。雨や雪が降るのを待つしかないようだ。人の力の限界を感じてしまう。受け止めるものは受け止めるしかない。

「BET」の台本を今週は精読しなければならない。書かれていないことをどこまで膨らませることができるのか。作家の感性と役者の感性との勝負。

夜は日舞の音源の整理。そして稽古。または印刷物の整理。さてさて生きていきましょう。

03.02.Sun

岩手での山火事が収まらない。一体何が起きているのだろうか。僕の人生の中ではこの規模の山火事を知らない。

芝居なんぞに現を抜かしている場合ではないのではないか。もっと考えねばならないことがあるのではないか。ふとそう思ってしまう。

夜はバレエレッスン。2週続けてのレッスンは久しぶりだ。やはり体がいつもより動く。軸がしっかりとしている。丁寧な体づくりは大切だ。

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