日記 2025

04月20日(日)〜04月26日(土)

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04.26.Sat

「BET」四日目。今日も充実した2ステージとなった。お客さんも喜んでくれたし、素敵な感想もいただけたし、本当に素晴らしい日となった。

ソワレを終え、劇場の外で一人佇んでいる時、役者としての喜びをまじまじと感じた。夜空を見上げながら、芝居の神様に感謝した。Amazing Grace とはおそらくこのことだろう。

僕が僕であるために、などとは考えない。そんなもんはどうでもいい。今、ここに震える魂があり、それを感じられている自分がいる。ただそれだけだ。

04.25.Fri

「BET」三日目。いつも通り小屋入りして、準備をする。体を動かし、声を整え、セリフを確認し、お客さんを迎え入れる準備をする。

神聖であり、当たり前な行為。そして2ステージを無事終える。お客さんを送り出し、色々後片付けをし、お酒を我慢し、明日へと気持ちを切り替える。

帰りはバスを使う。バスの窓から見える都会の情景が好きだ。生活感への距離の近さに心が安らぐ。この素敵な思いを胸に、今日もしっかり寝よう。頭の中では元春の「希望」が流れている。

04.24.Thu

「BET」二日目。今日から2公演が続く。劇場に入り、まずは筋トレとストレッチ。そして発声。いつものごとく。

ふと思う。19歳で芝居を始めてからこういうことの繰り返しだなぁと。走って筋トレしてストレッチして発声して、そして芝居をする。芝居に出会ってからこれの繰り返し。よくもまあ飽きないもんだ。

無事、本日の2公演を終える。お客さまを送り出し、明日のことを考えながら家路に就く。夜空を見上げながら佐野元春の楽曲を口ずさむ。

04.23.Wed

起床。今日は走らず、ストレッチを入念にこなしてゆく。午後からゲネプロ、そして夜は初日だ。客席もだいぶ埋まっているようだ。みんなの努力が奏功している。僕自身ももっと頑張らねばならない。

ゲネプロは順調に進んだ。問題もそれほど起きていない。これはこれで素晴らしいことだ。そして本番を迎える。

今回の僕の出番は、開演後約1時間経ってからだ。なかなか珍しいパターンなので今回はこの1時間をどのように使うかを楽しもうと思っている。初日は大成功。良い芝居なんだなあとつくづく思った。

04.22.Tue

起床して、少し走る。心地よい。この心地よさを続けることが大事。準備をして劇場へ。今日は終日場当たり。テキパキとこなして明日に備えたいところ。

ただ今回の芝居、いろんなことがうまく噛み合っているので、何事も順調に進んでいく。共演者同士の信頼関係が篤い。稀有なこと。

そして予定通りすべての場当たりを終える。なかなかこうはいかないのが普通。芝居の神様が微笑んでいるのか。

04.21.Mon

起床して少しだけ走る。そして劇場へ向かう。仕込みに参加する時間までは余裕があったので、セリフの確認、お客さまの確認、その他諸々の確認作業に充てる。しばらくして、仕込みに参加する。セットを組み上げ、袖幕を吊り上げ、細かい作業も含めて淡々とみんなでこなしてゆく。

舞台のセットが出来上がり、楽屋の準備も整い、諸々の作業が順調に進む。

夜は早めに解放されたので、とっとと帰宅して体を休める。

04.20.Sun

追い込み稽古最終日。今日は教えている高校生が見学に来る日。そして最後の通し稽古。生徒たちと駅で待ち合わせをして稽古場へ向かう。心地よい日。

生徒をみんなに紹介し、そして通し稽古が始まる。良い緊張感で芝居が進んでゆく。クライマックスの残酷さが生徒たちの目にどう映るかが心配ではあったが果たして杞憂であったようだ。

さて明日は小屋入り。生徒たちを駅まで見送り、稽古場に戻って荷出しをして、少しだけみんなと談笑。さてさて明日からがまた勝負だ。

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